ドライバーの飛距離がアップする方法を徹底解説!飛ぶドライバーの見分け方とは?

ゴルフの醍醐味のひとつとして、ドライバーで広々としたコースのフェアウェイに向かって、豪快にボールを飛ばす姿をイメージされる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ドライバーの飛距離がアップする打ち方からドライバー選びのコツまでをご紹介します。

目次

ポイント1:アドレス

ドライバーでボールを遠くに飛ばすためには、フェースのスイートスポットでボールをとらえる必要があります。ここではスイートスポットでボールをとらえやすくするためのアドレスのコツを紹介します。

グリップの握りは緩く握る

グリップの握りひとつでも飛距離に大きな影響を及ぼします。

グリップを握るときは小指の第三関節(根元)から人差し指の第二関節にかけてグリップが通るように握り、上から握った左手を見た際、左手のこぶしのこぶ(ナックル)が見えている状態にしてください。

左手グリップが正しく握れた状態で、右手はまず薬指と中指の2本だけを軽く曲げ、第二関節の上にグリップをのせて握りましょう。指の根元で握ってしまうと力が入りすぎてひっかけやすくなってしまいます。

上記の握り方でグリップを握ったうえで、ショットを打つ前にクラブヘッドを軽く左右に振ると、左手は固定させつつも緩みをもたせながらドライバーを振ることができます。

ボールの位置で入射角が変わる

多くのゴルファーはドライバーを打つ際にボールを体の真ん中や左つま先の前などにセットしてしまっている傾向にあります。

体の真ん中でセットしてしまうと入射角が鋭角になってしまい、ロフトが立ちすぎたり、フェースが開いたりするためスイートスポットでボールをとらえづらくなります。また、ボールを左足のつま先の位置にセットした場合は、インパクトの際に体が前につっこみやすくなることから、ボールが右に飛んでしまうこともあります。

ドライバーを打つ際のボールの位置は、左足のかかとの延長線上にセットするのが良いとされています。

左足のかかとの延長線上にセットすることで、入射角が緩やかになり、なおかつ適正なロフト角となることでボールをスイートスポットでとらえることができるため、飛距離アップにつながります。

ボールと構える位置の適正な距離

ドライバーで飛距離を伸ばすためには構える位置も重要です。ボールから離れすぎると上半身と下半身の連動が難しくなり、手だけで打つ「手打ち」の状態となってしまいます。反対に、ボールから近すぎるとクラブと体の距離が狭くなってしまうため、フォロースルーがうまくとれず芯にあてにくくなります。

適正なボールからの距離は、ボールの位置にドライバーヘッドを置いたとき、グリップエンドと体の間に拳が2つ入るくらいがおすすめです。

この距離で構えることでスムーズなスイングにつながり、スイートスポットでとらえられるようになります。

軸を意識した構えで回転が変わる

ドライバーを構える際に、体の軸を真っ直ぐにして構えていることに気づいていない方もいます。

体の軸は、自覚するのが難しく、多くの方が正しいアドレスになっていない場合があります。
さらに、体の軸がまっすぐになることで重心が左足に寄ってしまい、前方に詰まった形で振り下ろすスイングとなり、スイートスポットでボールをとらえることができません。

理想的な体の軸は、上半身を右側にかたむけた姿勢といわれています。この姿勢を保つと、スイートスポットで捉えやすくなることにくわえて、スイングの軌道を作りやすくなるのです。

上半身の軸を右に傾けると、重心が右足に移行しやすくなり、上半身を回転させることができることにくわえて、トップから振り下ろす際もつまることなくボールをスイートスポットでとらえやすくなります。そのため、アッパーブローで打てるためドライバーでボールを飛ばしやすくなります。

つま先の開き方はやや開いた状態がベスト

飛ばすための正しいアドレスを整える際、つま先の開き方を意識することも大切です。つま先の開き方に注意を払わず構えていると、両足ともにまっすぐに構えていたり、片足だけ開いたり閉じたりするなど、打つたびに安定しないフォームになることがあります。

ドライバーで飛距離を伸ばしたい方は、つま先を両足ともに少し外に開いて構えることを意識してください。下半身が安定し、深いバックスイングと回転でボールをスイートスポットでとらえられるようになります。

ポイント2:スイングプレーン

ゴルフ初心者の方がドライバーを安定して飛ばすには、しっかりと時間をかけて正しいスイングの反復練習を積み重ねていくことが大事になってきます。ここからは飛ばすためのスイングプレーンを紹介します。

体全体でバックスイングすることで大きいトップを作る

正しくグリップを握りアドレスをした後はバックスイングに移ります。バックスイングでドライバーを振り上げた際、左ひじが伸びているか確認してください。左肘が曲がっていると顔とグリップが近くなり、スイングが小さくなってしまいます。

大きいトップスイングを作るには、背骨を中心に肘を曲げずに左肩を連動して、トップまでクラブを持ち上げます。その際に肩は顎につくまで回して、顔が右に動く高さまで持ち上げてしまって問題ありません。

大きなトップを作ることでダウンスイングができ、腰と下半身が連動してしっかりとした回転から遠心力の力が働くため、飛距離アップにつながります。

下半身の体重移動でパワーが変わる

大きなトップスイングを作ることができたら、下半身もチェックしましょう。

バックスイングの際、しっかりと右足に体重移動して重心を移せていないと、上半身でためたパワーがボールに伝わっていきません。

アドレスのところで説明した体の軸にもつながりますが、左足に重心が残っているということは体が左に傾いた状態になっており、前方に詰まった形で振り下ろすスイングになります。

しっかりと右足に体重移動をして、右足で体重とパワーを蓄積させ、ためたパワーを体の回転とともに左足へ乗せていきます。

体重移動は、バックスイングの際に右足のかかとに体重を移動させることを意識します。右足かかとに体重を移動させるときに注意しないといけないポイントは、右足の膝が外を向いたり、腰が右に寄ってしまわないように気をつけることです。

うまく右足に体重移動できない方は、バックスイングの際に左足を思い切って地面から離し、右足1本足にしてスイングする練習をおすすめします。

ポイント3:フィニッシュ

ドライバースイングはしっかりとフィニッシュまで意識することが重要で、正しいフィニッシュにすることで飛距離を伸ばすことができます。

飛ばすためには腕を首の高さにしてフィニッシュすること

正しい位置で構え、正しいスイングでボールをスイートスポットでとらえることができていれば、フィニッシュの腕の位置も高すぎたり低すぎたりせず、正しい高さでフィニッシュしやすくなります。

フィニッシュの腕の位置が低くなっているときは、スイングがアウトサイドインの打ち方になって左ひじが引けてしまっている傾向にあります。また、アウトサイドインの打ち方になっていることからフェースが開き、ボールがスライスになってしまうこともあります。

フィニッシュが高い方は、インサイドアウトの打ち方となっているため、クラブのフェースが返り、フックやひっかけの原因となります。そのため、正しいスイングで正しいインパクトができていない結果となり、ドライバーで飛距離を伸ばすのが難しくなります。

正しいフィニッシュの位置は腕とシャフトが首を包むような形の高さです。正常な高さでフィニッシュできれば、インサイドインで正しくスイングできていると言えるでしょう。

また、正常な高さでフィニッシュすることで、正しい軌道で、上半身と下半身を回転させやすくすることが可能です。

フィニッシュ時は左足の重心の位置をかかとにすること

先述ではバックスイングの際に、しっかりと右足に体重移動させて重心を移してパワーを右足に貯めることが重要であることを解説しましたが、インパクトの際は右にためたパワーをボールに伝えて飛ばすために、左足に重心を移動させることが必要となります。

その際、右足から移動させた重心を左足のかかとに持っていくことが重要です。

右足から左足のかかとへ重心を移動させることで、スイングからインパクト、最後のフィニッシュまでスムーズにつまることなく連動させることができます。

スイング時に右足に重心が残った状態で左足のつま先に体重が移動していると、左足かかとに体重移動させるだけで大きく力強くスイングができ、飛距離を伸ばすことができるでしょう。

左足かかとへの体重移動を意識してもうまくスイングできない方は、打った後に右足を左足の前に一歩に踏み出す事を意識して練習してください。左への体重移動の感覚をつかみやすくなります。

最後まで振り切ること

スイングを最後まで振り切ることは、首に巻きつくようなフィニッシュを意識することと深く関係しています。

最後まで振り切れていないときは、下半身の動きが不十分なことで手打ちとなり、フォロースルーがうまくとれていないことが多いです。

フォロースルーがうまくとれていないと、スイング自体が小さくなり、ヘッドスピードが上がらず、飛距離を伸ばすことが難しくなります。

スイングするときはドライバーをボールにあてることを意識せず、振り切ってクラブを体の後ろまでもっていくことを意識してスイングしましょう。

フィニッシュの姿勢で止まった時に、右目でクラブヘッドが見えているかを意識して練習してみてください。

飛ぶドライバー選びのコツ

ここまでドライバーで飛ばすための打ち方に関して、アドレス、スイングプレーン、フィニッシュと分けて紹介してきました。ここではドライバーの選び方のコツを紹介します。

ドライバーを含めゴルフクラブは大きく分けて、ヘッド、シャフト、グリップの3つのパーツで構成されています。

ヘッドの形状は2タイプ

ドライバーのヘッドの形状は大きく分けてシャローヘッドとディープヘッドの2種類があります。

シャローヘッドのドライバーは一般的に低重心、深重心になっているため、高弾道のボールが打ちやすいのが特徴となります。

一方、ディープヘッドのドライバーはフェース面が厚く、その分インパクトエリアが上下に広い形状になっており、ヘッド重心が浅いため、バックスピン量が少なく、クラブの操作性が高いのが特徴となります。

上記に記載したヘッド形状の特徴を参考に自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。

ヘッドのサイズ(容量)

ドライバーのヘッドのサイズは、ヘッドの大きさのことで㎤単位で表現し、ゴルフの競技上のルールで460cm³を上限としてさまざまなサイズがあります。

サイズが小さくなると芯も小さくなるため、飛距離を伸ばす場合は、芯が広くて、ヘッドが安定して直進性が高い、サイズの大きいヘッドが向いていると言えます。

小さいサイズのヘッドは操作性が高くコントロールしやすくなり、スピン量が減少する傾向にあるため、基本的に小さいサイズのヘッドは上級者向きとなっています。

ヘッドの重心の深さ(重心深度)で特性が変わる

ヘッドの重心の深さ(重心深度))はヘッドの特性に影響します。重心深度とは、フェースの重心点から重心までの距離、もしくはリーディングエッジから重心までの距離のことで、長いほど「深い、深重心」、短いほど「浅い、浅重心」という表現をされます。

深重心のヘッドはインパクト時のロフト角が寝やすくなるので球が上がりやすくなり、浅重心のヘッドは、インパクト時のロフト角が立ちやすくなるので球が上がりにくい傾向です。

さらに、深重心のヘッドは球離れが遅い傾向にあり、インパクトの瞬間にボールがフェース面に触れている時間が長くなることからボールがつかまりやすくなります。浅重心のヘッドはインパクト時の球離れが速く、ボールはつかまりにくくなりますが、ボールの初速はアップします。

上記の内容から初心者の方や球が上がらず悩んでいる人は深重心のヘッド、球が上がりすぎてしまう人や、ボールがつかまりすぎてしまう人、ボールの初速を上げたい人は浅重心のヘッドがおすすめです。

ロフト角は何度がおすすめ?

ドライバーのロフト角とはヘッドのフェース面の角度を示し、地面から垂直に伸ばしたところを0°として、その傾きを角度で表しています。メーカーによって異なりますが、8°~11°の範囲のロフト角が一般的です。

ロフト角が大きくなるとフェース面の傾きが大きくなり、その分ボールの打ち出し角度が大きく、スピン量が多くなることでボールが高弾道なります。

反対にロフト角が小さいとフェース面の傾きが小さくスピン量が少なくなるため、ボールは低弾道となります。

最適なロフト角を見つける際はヘッドスピードを考慮しましょう。ヘッドスピードが速い人はロフト角が小さいドライバーを選ぶことで適切なスピン量となり、高弾道になりすぎず飛ぶドライバーショットになる可能性が高いです。

また、ヘッドスピードが遅い人はロフト角が大きいドライバーを選ぶと、スピン量が増えやすくなって球が上がりやすくなり、飛距離を伸ばすことができます。

飛距離アップを目指すためのクラブ選びのポイントは適正なスピン量になるロフト角のドライバーを選ぶことです。

ヘッドスピードは計測器やゴルフショップなどで計測可能です。自身のヘッドスピードを把握することで、自分に適したドライバーを選びやすくなります。

ゴルファーのレベルで分けた際の標準的なドライバーのヘッドスピードは、初心者から中級者レベルの方で30m/s台後半程度となり、ロフト角は10~11°以上が目安となります。

中級者から上級者の方は40m/s台前半から後半といったヘッドスピードとなり、ロフト角の目安は9°~10°となります。

上記はあくまで目安となり、個人差やメーカーによっても変わってきます。ご注意ください。

シャフトの最適な重量は?

ドライバーのシャフトとはヘッドとグリップをつなぐ棒状の部分のことで、どのタイプのシャフトを選択するかでスイングなどに影響が出ます。

シャフトの重量は、一般的には30g台(おもに女性向け)、40g台、50g台、60g台、70g台の5つの重量帯があり、30g台は非常に軽く、70g台は重い分類となっています。男性はこれまで60g台が多く使われていましたが、近年はシャフト素材の軽量化が進み50g台を利用している方も増えてきています。

まずは50g台を基準として試打をしてみて、重いもしくは、軽いと感じたら、シャフトの重さを変更して最適な重さのシャフトを探していきましょう。

また、軽すぎるシャフトを選んでしまうと、スイングが安定しなくなり、重すぎるシャフトになると、ラウンドや練習でスイングの回数が増えた際に体力を消費しやすくなるため、注意が必要です。

シャフトのキックポイントは4種類

ドライバーはスイングの際にシャフトがしなることによって、体の回転で作り出されたパワーを増幅させてボールに伝えることが可能となります。つまりシャフトのしなりによってさらに飛距離を伸ばせる可能性があります。

ドライバーシャフトのなかで一番しなる場所のことをキックポイントと言い、先調子、元調子、中調子、ダブルキックの4種類が存在します。

先調子はヘッドに近い部分にキックポイントがあるタイプで、シャフトの先端部分がしなることでヘッドのフェース部分が上を向き、ボールが上がりやすくなるため、比較的飛距離がでやすいことが特徴です。

元調子はグリップに近い場所がキックポイントとなります。手元でしなり、トップからダウンスイングにかけて自然とためを作りやすくなるので、タメを作るのが苦手な方におすすめとなります。

中調子はシャフトの真ん中部分がしなる設計となっており、スイングする際のイメージとしてはシャフト全体がしなっている感覚があるタイプです。比較的癖の少ないタイプのシャフトなので、初めてドライバーを購入する方は試打の際に中調子をベースとして自分に合う調子を見つけるのがおすすめです。

ダブルキックはシャフトの先と手元がしなるタイプで先調子と元調子の特性を併せ持っていることが特徴となります。スイングの際に元調子の特徴であるトップでタメを作り、先調子の特徴のフェース部分が上を向くため、タメがなくてボールがつかまらない方におすすめのシャフトです。

飛距離アップを目指す方はすべてのタイプを試打して、一番距離がでているタイプのシャフトを選ぶ、もしくは振りやすいシャフトを選ぶのがポイントです。

シャフトのフレックス

シャフトのフレックスとは、シャフト自体の硬さのことでL、A (おもに女性向け)、R、SR、S、Xという表記で硬さを表しています。Lが最も柔らかく、Rがメンズモデルの標準的な硬さ、Sは標準よりやや硬く、SRはSとRの中間、Xは最も硬くなっています。

シャフトの硬さ、やわらかさはしなりやすさに関係する部分で、最適な硬さを選ぶことで飛距離アップにつながります。


硬めのシャフトはしなりにくくシャフト自体の動きが少ないため、ヘッドスピードが速い方や安定したショットを打てている方は直接そのパワーをボールに伝えることができ、力強いショットを打てるようになります。

また、やわらかいシャフトはヘッドスピードが遅い方や女性、高齢の方、初心者におすすめです。しなりが大きい分、スイングのスピードやパワーをカバーしてくれます。

ヘッドスピードが速い人が柔らかいシャフトを使うとしなりすぎてしまいコントロールが難しく感じるため、ショットの精度を落とす原因にもなります。

また、以下の記事でシャフトの硬さを選ぶ方法を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

グリップのバックラインは好みでOK

ドライバーのグリップは手で直接握る部分で、唯一自分の体と触れている場所のため、自身の手とフィットしているかいないかでスイングに影響がでてくる場合もあります。

グリップのバックラインとはブリップの裏側にある膨らんだ部分のことで、バックラインがあるクラブとないクラブが存在します。

クラブを選ぶ際に選択することができるため、基本的には自身の好みや振りやすさで選んでいただいて問題ありません。
ただ、バックラインがあると指で挟みやすく、握る時の目印とすることでフェース面と連動してフェース面の操作がしやすくなるというメリットもあります。

また、バックラインがあることで握った際に違和感を感じる方もいるため、自身の好みが選ぶポイントとなります。

グリップの太さはフィーリング重視

グリップの太さはバックライン同様、好みで選んでも問題ありません。

グリップの太さは一般的に、M(L)58、M(L)60、M(L)62の3つのサイズで表されます。

Mはメンズ、Lはレディースで数字の部分は内径のサイズを表しており、シャフトのサイズに合わせて3つのサイズのグリップを挿したときに太さが同じになるようになっており、数字が小さいほどゴムが厚くなっています。

グリップが太い方がフェースローテーションを抑えることができ、細い方がフェースローテーションをしやすくなる傾向があります。フェース面が返りすぎる方は太め、フェース面が返しにくい方は細めを選ぶのがおすすめです。ただし、グリップの太さ(ゴムの厚み)によってグリップ自体の重量は異なり、それによってヘッドバランスも変わりますので純正のグリップから違うサイズのグリップに交換する際には注意が必要です。

グリップの硬さは2種類

グリップにはラバーに糸が練りこまれているコードタイプとコードが入ってない樹脂タイプの2種類があります。

コードタイプは硬いコードが入っているため握った感触が硬く感じられてシャフトとしなりなどが感じにくいグリップになります。コードが表にでていることでひっかかりやすくグリップ力が増すのが特徴です。

一方、樹脂タイプはコードがない分、やわらかくしっとりとしたタイプとなり、機能的にはシャフトのしなりが感じやすくなるのがコードタイプとの違いになります。

上記の違いがありますが、最終的にグリップのタイプも振った際の感覚や好みで選んでいただいて問題ありません。グリップは唯一体に接触している部分でもありますので、総じて握った際の感覚を重要視して違和感のないものを選ぶのが重要となります。

本間ゴルフで人気の飛ぶドライバーおすすめ3選

ドライバー選びのコツをふまえて、本間ゴルフでおすすめのドライバー3選を紹介します。

アベレージゴルファーでもやさしく飛ばせるモデル:T//WORLD TW757 Type-D PLUS DRIVER ツアーワールド ティーダブリュー757 タイプディープラス ドライバー

先行して販売されていたTW757 TYPE-Dの追加モデルとなります。

従来のTYPE-Dがつかまりを持たせて直進性に優れたモデルでしたが、さらに飛ぶドライバーやもっとつかまりがあるもの、ミスヒットのカバーができるドライバーを求めるアベレージゴルファーの悩みを解決するために開発されました。

機能面は、ヘッドのソール部分をカーボンスロットというカーボンで覆うことにより強度を保ちつつ反発力を高める技術が搭載。フェース面はラジアルフェースという反発領域をフェース全面に拡大させた構造となり、よりミスに強くつかまりがよくなるという進化を遂げています。

また、つかまりをよくするためウエイトをヒール寄りに配置することで、ドローバイアス(重心角がアップ)でつかまりが良くなり、スライスを抑制する効果があります。

ある程度ヘッドスピードのある方から、初心者でも気持ちよくドライバーを飛ばしたいという方まで幅広い層が利用できるドライバーになっています。

スペックは、ロフト角は9.0°と10.5°の2種類、ヘッドのサイズは455㎤となっており、シャフトに関してはそれぞれフレックスや調子などが異なる複数のタイプが用意されています。

インパクトの精度をより高める高性能シャフトを搭載したハイグレードモデル:BERES NX ★★★ DRIVER ベレス エヌエックス トリプルスター ドライバー

本間ゴルフのベレスシリーズは、シニア向けのイメージが強いですが、ベレスシリーズのなかでアベレージゴルファーや楽しんでプレイする方向けに作られたのがNXシリーズです。カーボンをオリジナルの格子状の凹凸構造にすることでクラウン部分の軽量化・強度増を実現しました。

ソリッドカーボンクラウンと言われるもので、余計なたわみを抑えてエネルギーロスを抑制することで効率のいいインパクトができるようなテクノロジーとなっています。

実際に本間ゴルフで実験を行い、凹凸があるカーボンのドライバーとカーボンなしのドライバーで比較した場合、凹凸のあるほうが高初速になり飛距離の伸びがあることを確認しています。

機能はフェース面に近いところにブースタースロットと言われる深い溝があり、幅をワイドにすることでヘッドスピードが遅い方でもミスヒットに対しても強い反発を生み出します。
また、アッパーL-CUPフェースといって、フェース面の上部をL字カップにすることで高い反発とスピンを抑えた弾道となり飛距離をアップさせます。

さらに進化版ラジアルフェースが採用されていますので、L-CUPとの相乗効果が期待されます。

スペックは、ロフト角は9.0°と10.5°の2種類、ヘッドのサイズは450㎤となっており、シャフトに関しては、複数のタイプが用意されておりますが、調子は、先中・中元・元調子の3タイプから選べます。

最新テクノロジーと高級感のあるデザインを融合:[日本限定モデル] BERES (2024年モデル) BLACK DRIVER ベレス ブラック ドライバー

「さらなる飛距離性能の獲得」をコンセプトに、細部にまでこだわり開発されたドライバーで、見た目だけでなく実際に高性能・高品質を実現し、値段に関しても11万円(税込)となっております。

2024年モデルのBERESは従前のチタン一体構造から、カーボンコンポジット構造へ進化した新構造ヘッドと、業界初の高強度カーボンシートを採用した「ARMRQ FX シャフト」との相乗効果でこれまでにない飛距離性能を実現しています。

基本的にベレスシリーズがシニア向けのクラブとなるので、力まず、余裕をもって大きく振るだけでシャフトがしっかりとしなり、ヘッドの機能性と合わさって飛距離をしっかりと出してくれるクラブとなっています。

クラブの長さ自体は一般的なドライバーと比べて長くなっていますが、クラブ自体の重さが約280~290gと非常に軽くなっているため、普段のスイングでヘッドスピードにもプラスの要素が働くクラブとなっています。

スペックは、ロフト角は9.5°と10.5°の2種類、ヘッドのサイズは460㎤です。シャフトは中調子になっています。

本間ゴルフで人気の飛ぶレディース用ドライバーおすすめ3選

ここからは、レディース用の人気ドライバーをご紹介します。

”NX DRIVE TECHNOLOGY”が、飛距離と安定性をもたらす:BERES NX LADIES 1W レディース ベレス エヌエックス レディース ドライバー

メンズモデルと同様、ソリッドカーボンクラウンのテクノロジーをヘッドに施した軽くてシャフトがやわらかいモデルです。

ソリッドカーボンクラウンのテクノロジーをはじめとして、6つの特徴的なNX DRIVE TECHNOLOGYというのがあります。

ソリッドカーボンクラウンのテクノロジーにくわえて、L-CUPフェース、ウエイトをヘッド後方に設置してつかまり性能を向上させてくれるキールデザインウエイト、強い反発力と高初速化を実現するブースタースロット、フェース面の上下左右に反発エリアを拡大したラジアルフェース、フェースの剛性を高めるXリブなどのテクノロジーが飛ぶドライバーを演出しています。

スペックは、ロフト角は12.5°の1種類のみで、ヘッドのサイズは450㎤です。シャフトは先中調子と中調子の2種類になっています。

なお、レディース初のカスタム専用シャフトモデルであるVIZARD PT 35は最軽量で女性でも扱いやすいシャフトとなっています。

オフセンターヒット時でも打球方向に左右のブレが少ないやさしいドライバー:BERES AIZU LADIES DRIVER 3Sグレード ベレス アイズ レディース ドライバー

ヘッドとシャフトに優雅な会津絵を纏い、日本の美を表現したゴージャスなドライバーです。
各部の反発性能を最大化するトリプルスロット、フェース下部の反発力がアップするL-CUP、フェース全体の反発力をアップさせるラジアルフェースなど、の特徴があり、しっかりと飛ばすことができるドライバーとなっています。

シャフトの種類が2Sから5Sの4種類で圧縮強度が高い新開発素材である10軸組布シートを使用。また、5Sにかけてグレードがあがり、飛距離がアップしていきます。その中でも今回は3Sのスペックをご紹介します。

ロフト角は10.5°、11.5°、12.5°の3種類、ヘッドのサイズは460㎤です。3Sシャフトに関してはLフレックスとAフレックス (受注生産)があり、先調子となっています。

スピードアップとやさしさのベストバランスを追求:T//WORLD GS Ladies DRIVER ツアーワールド ジーエス レディース ドライバー

ツアーワールドシリーズはツアープロだけでなく、アベレージゴルファーからも好評な高機能クラブとなり、中でもGSはバランスをとりつつスピードアップを追求したクラブとなります。

なかでもレディースのドライバーに関しては、レディース専用のヘッドでロフト角が11.5°、12.5°の2種類でやさしい高弾道を生み、つかまりが良くて軽く振りやすいキールデザインが特徴です。

さらに、スリットをクランク形状にして反発スピードアップを実現したクランクスリットや、反発エリアを最大化するラジアルフェースなどのテクノロジーも備えています。

スペックは、ロフト角が11.5°と12.5°の2種類、ヘッドのサイズは460㎤です。シャフトは1種類で、LフレックスとAフレックス (受注生産)の2タイプがあり、調子は先中調子となっています。

自分にあった飛ぶドライバーをみつけるには

本記事では、ドライバーで飛ばすためのポイントをアドレスの部分やボールの位置、スイング、フィニッシュの姿勢に至るまで細かく紹介してきました。

全てにおいて、ボールにクラブヘッドがあたる瞬間に、いかにフェース面が真っ直ぐ向いた状態でスイートスポットにヒットさせられるかが大切です。

ドライバーを持って、構えてからスイング、フィニッシュまですべてが連動しており、ひとつでもずれてしまうとスイートスポットでボールをとらえることができず直進性や飛距離が失われてしまうということです。

また、ドライバー自体の選び方のコツや機能・性能についても全てはスイートスポットでボールをとらえて最大限にボールを遠くに飛ばすために考え抜かれた仕組みになっています。

ドライバーの機能・性能自体は日々進化をしていますが、高性能ばかりに目が行ってしまって自身のスイングの特徴との相性が合っていないと飛距離を伸ばすどころか、真っ直ぐボールが飛んでくれなくなります。

まずは、自身のアドレスからスイング、フィニッシュをひとつひとつ細かく確認していきましょう。スイートスポットでとらえるための連動ができスイートスポットでとらえるスイングができたうえで、ヘッドスピードを把握します。

さらに、ドライバーもヘッド、シャフト、グリップと分けてご自身のヘッドスピードと最も合う機能・性能のドライバーを根気強く見つけていきましょう。

ドライバー選びで迷ったら・・気軽にプロに相談

今回紹介した内容を参考にしていただくことで、自分に合ったドライバーを選ぶポイントはご理解いただけたかと思います。しかし、やはり自分一人でご自身のスイングを客観的に見て、それに合ったシャフトを選ぶのは非常に難しいことです。

本間ゴルフには、研修を重ねたうえで厳しい検定に合格したクラブ選びのプロ「認定クラブフィッター」がおり、ご使用中のクラブの状況、お客様のスイングや打球データ、目指すゴルフスタイルなどをもとに最適なクラブ選びをお手伝いいたします。初心者の方、クラブ選びに迷っている方こそ、まずはお気軽に店舗にお越しください。

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この記事を書いた人

本間ゴルフメディア編集部。
ゴルフビジネスを紹介するブログを中心に公開しています。

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